庄川水記念公園 特産館では
夏休み期間中、昭和レトロなゲームセンターを開催です。
無料でも遊べますが、百円玉を投入して遊ぶことで
能登半島地震被災地への募金となります。
・開催期間:2024年8月27日(火)まで
・開催時間:期間中9時~16時30分
・開催場所:庄川水記念公園 特産館
・アルカノイド、ギャラクシアン、極上パロディウス、スーパーストリートファイター、スーパーマリオブラザーズ、ストリートファイターゼロ3、スペースインベーダーカラー、テトリス、ドンキーコング、ネオジオ 4ゲーム、ファンタジーゾーン、フロッガー、魔界村、マリオブラザーズ 他数台
※ゲーム内容は変更する場合があります。
かつて庄川では飛騨や五箇山から伐り出された木材を運搬していました。川に流される木材たちは、ただの木ではありませんでした。
それぞれの木には、伐り出された場所の風景や物語が染み込んでおり、川を下るたびにその土地の歴史や人々の思いを運んでいました。
明治時代になると、庄川は木材の一大集積地となり、この地域一帯に「木工」の文化が花開きました。建具や欄間、彫刻、庄川挽物木地などが盛んになり、地域の人々はその技術を代々受け継ぎました。木工の文化は、単なる産業ではなく、人々の誇りであり、生活そのものでした。
そんな中、㈱庄川エンボース工業所が設立されました。
時は流れ、1970年代に社会現象を巻き起こしたインベーダーゲームの筐体が、庄川の工場で生産されるようになりました。その筐体は、多くの若者たちに夢中で遊ばれ、時には涙を流しながら敗北を味わい、また時には喜びの声をあげながら勝利を手にしました。庄川の工場で作られた筐体は、そんな瞬間瞬間を見守っていました。
現代においても、その筐体は5台残されており、今回の水まつりで展示されることとなりました。この企画が実現したのは、中日レジャー商会様とのご縁があったからです。
水まつりでの展示を通じて、訪れた人々がレトロゲームの懐かしさを感じるだけでなく、庄川の豊かな歴史と文化に触れるきっかけになればと願っています。この土地の人々が紡いできた物語を知り、その思いを共有することで、新たな絆が生まれることを期待しています。
庄川の流れは、昔も今も変わらず、人々の思いを運び続けています。その川の流れに身を任せ、心を寄せてみてください。きっと、庄川の歴史と未来が交わる瞬間を感じることができるでしょう。